何者? | タマさんが来た

何者?

馬のように 駆け巡り

カラスのように 鳴き

犬のように しっぽを振りおすわりをする。


タマさんと暮らすまで ネコという生き物がこんなだとは思っていなかった。


泣き声がカラスちっくなのはもしかすると捨て猫時に患った気管支炎のせいかもしれないのでしのごの言うのは 失礼な話。


だが、毎日毎日

どどどどどどどどどどどどどど…


     んきっっ


どどどどどどどどどどどどどど…


人の背後にぴんぽんダッシュばりの頭突きもしくはタッチをするのには驚いた。

頭突きなんぞは 捨て身戦法この上ない。時折よろめいている時すらあり、明らかに作戦ミスと思われる。


ほぼ一日ひとりでお留守番なのでさぞかしかまって欲しいのだろう。


で、おもちゃを手に 誘いをかけると

「思う存分動かしてみたまへじぃ~

と、言わんばかりの上から目線。


おもちゃを置くと

「これは どーして動かないのかしら?よろしくってよ?動かして」 

おもちゃをつつきながら抗議し続ける。 


タマさん…

いつかおタマ様と呼ぶ日がくるのではないだろうか。